<キャスト>

奥田瑛二
映画監督・俳優
1950 年3 月18 日愛知県春日井市生まれ。
1979年『もっとしなやかに もっとしたたかに』(藤田敏八監督)で主役に抜擢され、頭角を表わす。
1986年『海と毒薬』(熊井啓監督)で第41回毎日映画コンクール 男優主演賞受賞。
1989年『千利休・本覚坊遺文』(熊井啓監督)で第13回日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞。
1994年『棒の哀しみ』(神代辰巳監督)ではキネマ旬報ベスト・テン、ブルーリボン賞など多数の主演男優賞を受賞する。
2001年、映画『少女~an adolescent』を初監督。同作はヴェネチア映画祭他多くの映画祭から招待を受け、第17回パリ映画祭、第16回AFI映画祭でグランプリを受賞。以降『るにん』『長い散歩』『風の外側』と作品を送りだし、2006年『長い散歩』は第30回モントリオール世界映画祭グランプリ・国際批評家連盟賞・エキュメニック賞の三冠を受賞。2009年同映画祭の審査員を務める。2013年 監督最新作『今日子と修一の場合』(安藤サクラ・柄本佑主演)が公開される。
<監督作品>
2001 「少女 ~an andolescent」(奥田瑛二・小沢まゆ主演) 第一作
ヴェネチア映画祭他数多くの映画祭から招待を受け、第16回AFI 映画祭インターナショナル・フューチャー・フィルム部門グランプリ受賞、第17回パリ映画祭グランプリ受賞、最優秀主演女優賞受賞、第7回ロシア映画祭“Face of love”最優秀主演女優賞受賞、第42回テサロニキ国際映画祭 最優秀主演女優賞受賞、第5回バニューダ国際映画祭審査員特別賞受賞、第58回ヴェネチア国際映画祭「国際批評家週間」正式出品作品、モントリオール国際映画祭「ニュー・シネマ・トゥモロー」正式出品作品
2004 「るにん」(松坂慶子主演) 第二作
第7回メソッドフェスト映画祭最優秀作品賞受賞
2006 「長い散歩」(緒形拳主演) 第三作
第30回モントリオール世界映画祭グランプリ・国際批評家連盟賞・エキュメニック賞の三冠受賞
2007 「風の外側」(安藤サクラ主演) 第四作
2013 奥田監督映画「今日子と修一の場合」(安藤サクラ・柄本佑主演) 第五作
安藤サクラ
1986年、東京都出身。2007年奥田瑛二監督作「風の外側」でヒロインを演じ、本格俳優デビューを果たす。2009年には、園子温監督作「愛のむきだし」に出演。圧倒的な存在感を残したその演技により、第31回ヨコハマ映画祭助演女優賞、第24回高崎映画祭最優秀新人賞の受賞に加え第3回アジアン・フィルムアワード助演女優賞にノミネートされるなど国内外に存在を知らしめた。2010年には、「トルソ」(山崎裕監督)、「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」(大森立嗣監督)、「SRサイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」(入江悠監督)で、第84回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞、第2回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を獲得。さらに、近年出演した「かぞくのくに」(12/ヤン・ヨンヒ監督)、「愛と誠」(12/三池崇史監督)、「その夜の侍」(12/赤堀雅秋監督)では、キネマ旬報ベスト・テンでは第86回にして史上初の主演、助演のダブル受賞を果たし、文化庁芸術選奨新人賞を含め10の賞を受賞するに至った。今後は安藤モモ子監督作「0.5ミリ」、木村大作監督作「春を背負って」、久保田直監督作「家路」と話題作の公開が控えている。彼女の抜群の個性、独特の存在感が見るものを魅了する。
柄本 佑
1986年、東京都出身。2001年「美しい夏キリシマ」(黒木和雄監督)のオーディションに受かり主役に抜擢。同作で第77回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、第13回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。主な映画主演作に、「十七歳の風景~少年は何を見たか」(05/若松孝二監督)、「子宮の記憶 ここにあなたがいる」(07/若松節朗監督)、「ボーイ・ミーツ・プサン」(07/武正晴監督)、「ラッシュライフ」(09/真利子哲也監督)、「RUN60-GAME OVER-」(12/園田俊郎監督)、「フィギュアなあなた」(13/石井隆監督)などがある。
また近年では、舞台田村孝裕作・演出「絶滅の鳥」(10)、ダニエル・カトナー演出「みんな我が子」(11)、蓬莱竜太作・演出「ハンドダウンキッチン」(12)、テレビでは「遅咲きのヒマワリ」(CX/12)「野良犬」(EX/13)など。10月より主演の舞台「エドワード二世」が上演、ドラマ「雲霧仁左衛門」(NHKBSプレミアム)がオンエア、また映画「武士の献立」(朝原雄三監督)が年末に公開になるなど、次々と話題作に出演予定。
和田聰宏
1977年、福島県出身。2000年、塚本晋也監督作「BULLET BALLET」で俳優デビュー。2004年月9ドラマ「東京湾景」(CX)で注目を浴び、2005年本名の聡宏(としひろ)から“和田聰宏(そうこう)”に改名。以降、「雨の町」(06/田中誠監督)に主演するなど、映画・ドラマ・舞台に幅広く活躍。主な出演作に、「ホテル・ハイビスカス」(03/中江裕司監督)、「県庁の星」(06/西谷弘監督)、「大地を叩く女」(08/井上都紀監督作・ゆうばり映画祭グランプリ)、「LIAR GAME」(10/松山博昭監督)、「のぼうの城」(12/犬童一心・樋口真嗣監督)、「プラチナデータ」(13/大友啓史監督)など。また「潔く柔く」(13/新城毅彦監督)の公開を控えている。
小篠恵奈
1993年、東京都出身。2012年三村順一監督作「カルテット」で映画デビュー。 「ふがいない僕は空を見た」(12/タナダユキ監督)や、第50回ヒホン国際映画祭グランプリ受賞・「ももいろそらを」(12/小林啓一監督)で注目を浴びる。 2013年公開作品では、「舟を編む」(石井裕也監督)、「終焉少女 LAST GIRL STANDING」(山岸謙太郎監督)、「四十九日のレシピ」(タナダユキ監督)、「ほとりの朔子」(深田晃司監督)に出演。また、舞台「殺人鬼フジコの衝動」(演出:松澤くれは)にも出演し、活動の幅を広げる。来年以降、似内千晶監督作「物置のピアノ」(14)などの作品で好演が期待される。
カンニング竹山
1971年、福岡県出身。バラエティ番組のキレ芸で人気芸人の仲間入りを果たす。毎年催されている単独ライブ「放送禁止」はチケットが即日完売となるほど好評価を得ている。近年ではドラマや映画などに出演し活躍の場を広げている。主な出演作品には「嫌われ松子の一生」(06/中島哲也監督)、「感染列島」(08/瀬々敬久監督)、「守護天使」(09/佐藤祐市監督)、「なくもんか」(09/水田伸生監督)、「ねこタクシー」(10/亀井亨監督)、「BECK」(10/堤幸彦監督)、「DOG×POLICE純白の絆」(11/七高剛監督)、「おかえり、はやぶさ」(12/本木克英監督)、「ボクたちの交換日記」(13/内村光良監督)。
宮崎美子
1958年、熊本県出身
1980年ドラマ「元気です」でデビュー。
過去の主な出演作に「乱」(85/黒澤明監督)、「雨あがる」(00/小泉堯史監督)では第43回ブルーリボン賞助演女優賞、第24回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、山路ふみ子賞女優賞を受賞。以降「春の雪」(05/行定勤監督)、「悪人」(10/李相日監督)、「RAILWAYS」(10/錦織良成監督)、「かぞくのくに」(12/ヤン・ヨンヒ監督)、「100回泣くこと」(13/廣木隆一監督)他。本年はNHK大河ドラマ「八重の桜」、今秋放送の連続テレビ小説「ごちそうさん」にも出演他、クイズ、バラエティー番組、BS11「宮崎美子のすずらん本屋堂」では司会を務めている。
平田 満
1953年、愛知県出身。早稲田大学在学中、つかこうへいと出会い、劇団旗揚げに参加。映画「蒲田行進曲」(82/深作欣二監督)で第6回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、報知映画賞最優秀主演男優賞を始め多数受賞。以降、舞台、映画、ドラマと活躍。近年の主な映画出演作では「八日目の蝉」(11/成島出監督)、「プリンセストヨトミ」(11/鈴木雅之監督)、「キツツキと雨」(12/沖田修一監督作)、「臨場‐劇場版‐」、(12/橋本一監督)、「くちづけ」(13/堤幸彦監督)など。今夏公開した主演作「モーニングセット、牛乳、春」(13/サトウトシキ監督)と「ソウル・フラワー・トレイン」(13/西尾孔志監督)では新たな一面を見せた。

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